リゾートバイトの保険について確認して楽しいリゾートバイトをしましょう!
20、30代の若者を中心に人気の高いリゾートバイト。リゾート地に住込みで働くため、休みの日は好きなことができる上、生活費込みの職場が多いため貯金もしやすいことが人気の理由です。
リゾート地によって働く期間はまちまちで、1週間~6か月と様々です。そこで気になってくるのが、保険関係はどうなっているのか、という点です。
一般的なアルバイトや派遣社員であれば、労災保険や健康保険に加入されますが、リゾートバイトは働く期間が場所によってバラバラです。この記事では、リゾートバイトでは社会保険に加入できるのか、また加入するための条件等を詳しく説明していきたいと思います。さらに、初心者向けにおススメのリゾート派遣会社やバイトも少しだけ紹介致します。
リゾートバイトとは
ここではまず、リゾートバイトについて簡単に説明致します。
リゾート地に一定の期間住込みで働くバイトの形態です。リゾート先までの交通費や寮費、食費を含めた生活費が無料の場合が多く、休みの日にはリゾート地で遊べる上に各種施設の無料特典なども付いてくるため、20~30代の若者中心に大変人気のあるバイトです。また、生活費がかからないため貯金が貯まりやすいのも魅力です。
働く期間は時期やリゾート先毎にバラバラで、GW中だけの募集もあれば、スキーのようにシーズン中の募集(2~4か月)もあります。
社会保険について
次に、社会保険について簡単に説明致します。
社会保険とは、以下の4つの保険の総称を指します。
健康保険
雇用保険
年金保険
労災保険
国民健康保険と違い、費用の半分は会社が負担し、また加入条件を満たしていれば義務となります。
加入条件
ここからが本題です。
まず結論から申し上げますと、リゾートバイトでも社会保険に加入できます。但しいくつか条件がありますので、ここではその条件など、詳しく説明していきます。最初に、リゾートバイトでの社会保険加入条件と加入タイミングについて説明致します。
リゾートバイトで社会保険に加入できるか否かは、雇用期間が関係してきます。具体的には雇用期間が2か月以上になる場合です。例えば最初は2か月以内での契約であっても、途中から期間が3か月に延長になった場合などでも、3か月目に突入した時点でその日から社会保険加入対象となります。
勿論、最初から2か月を超える契約内容であれば、当初から社会保険加入対象となります。逆に、雇用期間が2か月以内の場合は雇用契約のみとなります。次に、リゾートバイトでの働き方とそれぞれの保険契約関係をご紹介致します。
人材派遣会社で登録し、リゾート地で働く場合
一般的な方法ですが、人材派遣会社に登録し、派遣先を紹介してもらう雇用形態です。
雇用契約自体は派遣会社と結んでいるため、給与の支払いも派遣会社からになりますが、実際の勤務地及び指示は派遣先に従うことになります。注意しなくてはいけないのは、実際に勤務先に派遣されて働いている期間=雇用期間となる点であり、登録しただけでは雇用期間とはみなされないことです。
そのため、社会保険加入の起算日は会社登録日ではなく、あくまで現地で働いている期間が計測されることに注意が必要です。
人材紹介会社経由でリゾート地にて働く場合
人材紹介会社を通して、リゾート地の求人を探し、就業先と雇用契約を結んで働く形態です。
希望者は人材紹介会社に雇用条件を知らせ、自分に合ったリゾート地を探してもらいます。その後、書類選考や面接を経て無事採用となった場合、就業先の従業員として勤務します。
こちらの場合、勤務先と契約関係にあるため、社会保険等の条件もそちらで確認する必要があります。
紹介予定派遣で働く場合
こちらは、勤務先で将来正式雇用することを前提に、最大6か月の試用期間を設けて働く形態です。試用期間後、双方の合意を基に勤務先と正式に雇用契約を結ぶ流れになります。試用期間中と正式採用後に分けて社会保険加入について考える必要がありますので、それぞれ会社に確認が必要です。
社会保険加入については、雇用形態が正社員、アルバイト、派遣社員に関わらず条件を満たしていれば義務となります。しかし、中には条件を満たしていても社会保険に未加入の派遣会社も存在するため、登録前に確認するなど注意が必要です。
次に、社会保険加入時の注意点をいくつかご説明致します。
国民健康保険との兼ね合い。
すでに国民健康保険に加入している人が、新たに社会保険に加入する場合、前者からは脱退しないといけません。その際、まず社会保険に加入して新たな保険証が手元に届いてからの手続きとなります。必要書類等の詳しい手続きについては各役所で変わってくるため、事前に確認が必要です。
リゾートバイトを退職した場合の手続き
退職後に社会保険を継続するつもりがない場合、厚生年金を国民年金に変更する必要があります。その場合、退職後14日以内に区役所での手続きが必要になるため、早めに済ませておきましょう。
他にも、健康保険について2年間は退職後も継続利用できる制度がありますので、必要であればそのまま利用できます。但し、地域によって継続条件が異なるので役所での確認が必要です。
加入は最初からがおススメ
勤務開始前の時点で、二か月以上働くことが自分の中で決まっているのであれば、勤務前に社会保険の加入手続きは済ませておくべきです。勤務後2か月経った後に社会保険に加入し、支払った代金を遡って請求することは出来ますが、手続きが非常に面倒です。ですので、2か月以上働くことが決まっているのなら最初から加入することを勧めます。
勤務地が複数に渡る場合
夏は海辺で働き、冬はスキーなど雪山で働きたい。このように一年を通して、リゾートバイト地を転々としたいという方は多くいると思いますが、社会保険については次の点で注意が必要です。
社会保険を継続して利用したい場合、今の勤務地終了時から次の勤務地での勤務開始日を2週間以上空けてはならない、という点です。例えば、今の勤務先を7月1日までとすると、7月14日までに次の勤務先で働き始めないといけません。勤務開始期間までの間に休みを取る方もいるとは思いますが、この点だけ注意して頂きたいです。
初心者おススメリゾートバイト及び派遣会社
ここでは初心者おススメの派遣会社及びリゾートバイトを紹介致します。
お勧めの派遣会社
- グッドマンサービス
業界No.1の会社。Web上の登録で完結し、面接不要のため人気です。
- ハッシャダイリゾート
20代限定かつ3か月以上が登録条件。登録はLINE上で完結します。さらに業界では珍しく交通費が前払いなのが非常に魅力的です。
- アルファリゾート
温泉地の求人に特化した会社です。仲居修行に興味のある女性や、温泉でゆっくりしたい方におススメです。
おススメリゾートバイトの職種
裏方業務関係
仲居や厨房関係と違い、専門的な技術を求められることもなく、客と接する時間が少ないため多くの方におススメできる職種です。また、マナー研修等が必要無い場合がほとんどです。
ベッドメイキングや客室及び館内清掃、洗い場の皿洗いなど単純作業が多く、慣れていけば効率的に作業ができるものがほとんどです。真面目にやれば誰でも出来るようになるため、就業経験のない学生向けにもおススメです。
レストランホールなど
こちらもおススメの職種です。食事会場のセッティング及び後片付けや、料理の補充作業がメインのため、初心者でもすぐに覚えることができます。また、同僚とのコミュニケーションが必須のため、自然に仲良くなれます。せっかくのリゾートでのバイト、一緒に楽しむことのできる仲間が自然と出来るのは非常に魅力的だと思います。
ナイトフロント
こちらは接客が苦手な方におススメ。夜間のフロント業務ですが、ほとんど人が訪れることはないため、メインの業務は見回りや電球交換、清掃などです。場所によっては仮眠時間が長かったり、空いた時間は読書などもできますので大変人気です。勿論、深夜手当もつきますので給料も割高です。ただ、昼夜逆転してしまうので体調管理に気を付けてないと、せっかくのリゾートバイトなのに遊べない可能性が出てしまうのでその点は注意してください。
売店勤務
イメージとしては、ホテルのフロント近くにあるお土産コーナーといったお店です。接客や商品補充、時には商品のポップを任されたりするかもしれません。大体のホテルがそうですが、営業時間が夜遅くまでなることもないのでどんな人でも働きやすいと言えます。(個人的には一番おすすめ)
スキーリフト係
初心者に最もおススメの仕事です。リフト操作さえ覚えてしまえばあとは単純作業の繰り返しのため、すぐに現場に慣れることができます。勤務中は雪山のため非常に寒いですが、1.5時間勤務と休憩30分が1セットになっており、休憩中は暖かい部屋で休める上に時給も発生するためかなりおススメです。
まとめ
リゾートバイトの社会保険についてはいかがでしたか?
リゾートバイト=短期間のイメージもあり、社会保険の加入をつい忘れそうになりますが、実際は多くの方が加入条件を満たしている可能性があります。保険の加入内容によっては、せっかくお金を貯めにきているのに損をしてしまう可能性があります。
リゾートバイト初心者の方は特に、事前の確認が必要になると思いますので、皆様も是非参考にしてください。